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献眼について

生前の遺言として献体(けんたい)の登録をしている方もいらっしゃると思います。献眼(けんがん)とは、献体同様、医学発展のため、視力を失った方のために光を捧げる、死後の自分の角膜を無償で提供するというものです。

 献体と異なるのは臓器ではなく角膜のみの提供という意思表示です。

 しかし、自分が登録をしていても実際に申し出をするのは家族になり、その家族が承諾しなければ提供は不可能となります。死後6~8時間以内に申し出をしなければならない事、角膜のみの摘出は難しいので眼球そのものを摘出すること、ただし義眼を入れるので見た目の違和感はないそうです。所要時間としては準備も含めて1時間位だそうです。

 日本は多宗教が存在しますので、死後の考え方もそれぞれ違いがあります。亡骸に傷をつけると思うと献体、献眼は難しくなるかと思います。制限については、2歳3歳の幼児未満は未成長のため希望しても受け入れ不可能となりますが、高齢者は年齢制限がありません。感染症で亡くなった場合、治療中の薬剤によっては、やはり不可能となる事もあります。

大切な方が亡くなってしまった。でも、どこかで誰かの目の光となって生きている。そう思えるかは、やはり、その時にならないとわからないかと思います。自分自身の思いも大切ですが、遺される家族はこの上なく大切かと思います。