年末を迎える頃、来年の年賀状の準備より先に、手元に届き始める喪中ハガキですが、突然の訃報をハガキでわかった時、頂いた方への対応をどのようにするべきかをまとめてみました。
喪中ハガキとは
お世話になった方々、友人知人の方に、自分の身内に不幸があった事を「年始のご挨拶の年賀状は控えさせていただきます」というご挨拶文として伝えるためのものです。
喪中ハガキが届いたら
ハガキが頂いたことへの返信は特に必要がありません。しかし、返信をしてはいけないのかと言う訳ではありません。近年ではコロナウイルス感染の影響を受け、葬儀の形態は近親者で行う家族葬へと変化しています。今後、葬儀の後で訃報を知ったということが多くなってくるかと思います。ハガキを頂いたことへの気持ちの表れとして返信をすると考えても良いかと思います。
喪中はがきの返信方法
寒中見舞いとして出す
喪中見舞いとして出す
喪中ハガキが届くのは年末が多いのですが年を明けずに頂いて、すぐに返信をするのが喪中見舞いとしてハガキで返信をする形式です。
喪中ハガキの返信の際の注意点
文章に注意をする
お悔みを伝える主旨なので、季節の挨拶はなく、句読点は使用しません。切手は慶弔用ではなく普通の切手で出します。ハガキで頂いたなら電話ではなく同様にハガキで返信します。派手になりすぎないように、だからと言って受け取った方が重くなるような文面は控えましょう。写真やイラストなど、その年の干支や正月をイメージするものは避けましょう。年賀はがきは使用せずに私製ハガキまたは通常の官製ハガキで返信します。
返信の文例
文面の一例としてご覧ください
寒中見舞い申し上げます
ご服喪中と存じ年頭のご挨拶はご遠慮させていただきました
故人様(故人名)のご逝去を知り ただただ驚いております
謹んでご冥福をお祈り申し上げます
寒さがひとしお厳しくなります折柄 何卒お体を大切にお過ごしください
喪中見舞い申し上げます
ご丁寧なご挨拶をいただきありがとうございます
お葉書を拝見いたしまして初めて故人様(故人名)のご逝去をしりました
心よりお悔みを申し上げます
喪中と存じますので 新年のご挨拶は控えさせていただきます
どうぞお体を大切におすごしください
まとめ
近年、携帯電話の活用が多くなり、文面で近況や心情を伝える方も少なくなりました。喪中見舞いは比較的新しい習慣なので、馴染みの薄いものではありますが、相手の方を思い、気持ちを伝えるには今後必要になっていくことだと思います。喪中のお知らせを出して、その返事があるということはその方にとりましても不快になるよりうれしく思って頂けることだと思います。喪中のハガキを頂きましたら返信をしてみてはいかがでしょうか。
どんなことでもお気軽に
ご相談ください!!