
親御さんの入院や介護が始まると、頭の片隅に「もしもの時」がよぎるようになります。それでも「縁起でもない」と、つい先送りにしてしまう方が大多数です。
その結果として、いざその時になってから病室で混乱し、数時間のうちに葬儀社を決めることになります。
この記事の要点は以下の通りです。
- 事前相談で決めておくべきことは、以下の4つだけです。1時間の相談で大半の見通しが立ちます。
- もしもの時の連絡先
- 形式と予算
- お呼びする範囲
- 宗教・菩提寺のこと
- 事前相談は契約とは違います。相談したからといって、必ずしもその葬儀社に依頼しなければならないわけではありません。
- 最適なタイミングは「入院・介護」が始まった時です。まだまだ心に余裕があるうちに、考えておくと良いでしょう。
なぜ「その時」では遅いのか

病院で亡くなった場合、数時間以内にお迎え(搬送)の手配が必要です。そこから深い悲しみの中で以下の判断を下すことになります。
- 安置場所
- 葬儀の形式
- 日程
- 見積り
初めて聞く用語と金額を前にして、比較も検討もできません。それでも時間に追われ、署名をせざるを得ない状況になります。葬儀費用への後悔の多くは、このような状況から生まれるのです。
お葬式にかかる費用は、形式や人数によって幅はあるものの、総額で数十万円から100万円を超えることも珍しくない、人生でも指折りの高額な支出です。
それにもかかわらず、「比較検討の時間」がほぼ与えられない中で詳細を決定しなくてはなりません。家や車は何か月もかけて比較検討できますが、葬儀の意思決定は実質半日〜1日です。
だからこそ、検討だけを先に済ませておく事前相談が、そのまま後悔の予防策になります。
下妻市周辺でも高齢者世帯が年々増加し、亡くなる方も緩やかに増え続けています。そして多くの方が入院や介護の期間を経てその時を迎えるケースが大半です。つまり、多くのご家族には「準備できる時間」があるのです。その時間を有効に使えるかどうかが、お葬式の満足度を大きく左右します。
事前相談で決めておくべき4つのこと

事前相談に来ていただいた時に決めるべき、4つの項目についてご紹介いたします。これらを確認しておけば、もしもの時も、落ち着いてことを進めていけます。
①もしもの時の連絡先
たった1本、深夜でもつながる連絡先を決めておくだけで、当日の混乱は半分になります。いつでもわかるところにメモしておきましょう。プリエールふるさわは「0120-16-0199」にかけていただければ、24時間365日いつでもご対応いたします。
それともう一点、病院から紹介される葬儀社に搬送を依頼しても、葬儀まで依頼する義務はないことも覚えておいてください。連絡先を1本決めておく最大のメリットは、「その場の雰囲気に流されてしまう」事態を防げることにあります。
②形式と予算の目安
どのような葬儀形式にするか(直葬・火葬式・家族葬・一般葬のどれにするか)を決めて、見積もりをとっておくことはとても大切です。概算でいくらかかるかを把握しておけば、具体的な対応策を取ることが出来ます。
お金のことで注意していただきたいのが、故人様名義の預貯金は、亡くなると金融機関の判断で口座が凍結され、すぐには引き出せなくなる点です。
遺産分割が終わる前でも、金融機関の窓口で一定額まで払い戻しを受けられる「相続預金の仮払い制度」もあります。ただし、手続きには戸籍謄本など複数の書類が必要で、時間がかかります。(詳細は法務省の資料「相続された預貯金債権の払戻しを認める制度について」を参考になさってください。)
「親のお金で親の葬儀を」と考えていても、葬儀直後には使えないことがあるのです。誰が立て替えるのか、費用をどこから出すのかまで相談しておかなければ、事前準備が出来ているとは言えません。
なお、費用の考え方は「葬儀の費用はいくらかかるのか?実際の葬儀費用から考える」で詳しく解説しています。合わせてお読みください。
もう一点、互助会(冠婚葬祭の積立制度)に加入しているかどうかの確認も、この段階でしておきましょう。古い加入証書が仏壇の引き出しから見つかることはよくあり、積立の有無で資金計画が大きく変わってきます。
③お呼びする範囲
家族葬にするなら、どの関係性までお声がけするかが問題になってきます。親御さんの交友関係はご本人にしか分からないことが多いので、聞けるうちに聞いておくと良いでしょう。
連絡してほしい方のお名前と連絡先を一覧にしておくと、当日そのまま使えて便利です。一覧を作る際には、年賀状や携帯電話の連絡先が手がかりになります。
ここで見落としがちなのが「お呼びしない方への配慮」です。お呼びできない方には、葬儀後にハガキなどでお知らせするのがマナーです。お呼びする範囲を決めることは、同時に「後日どう伝えるか」を決めることでもあると心得ておきましょう。
④宗教・菩提寺のこと
菩提寺(先祖代々お世話になっているお寺)があるのか、戒名についての希望はあるのかについても確認しておきましょう。菩提寺があるのに連絡せずに葬儀を行うと、住職の考え方によってはトラブルに発展することもあります。
菩提寺の有無が分からなければ、本家や親戚に確認しておきましょう。逆に菩提寺がない場合も心配は不要で、ご希望の宗派の僧侶手配からお手伝いさせていただきます。
親への切り出し方|「あなたのため」より「私のため」

一番の悩みは、「ご本人にどう切り出すか」かもしれません。経験上、うまくいきやすいのは「自分が困らないように教えてほしい」という頼み方です。「あなたの葬儀の話」ではなく「私が困らないための相談」に言い換えるだけで、話の重さが変わります。
- 「もしもの時、誰に連絡すればいいか分からないと困ると思うから、教えてくれない?」
- 「テレビで終活の特集をやっていたけど、お父さんはどう思う?」
- エンディングノートを一冊渡して「書けるところだけでいいから」
- 親戚の葬儀や法事の帰り道に「うちの時はどうしようか」と自然に
逆に避けたいのは、「もう先が長くないんだから」といった、ご本人の死を前提に迫る言い方です。同じ内容でも、主語を「私」に置き換えるだけで受け取られ方はまったく違います。
また、一度で全部を聞き出そうとしないことも大切です。今日は連絡先だけ、次の機会に菩提寺のこと、というように、何回かに分けるほうが結局早く進みます。
タイミングとしては、お盆やお彼岸・年末年始など、家族が集まり、ご先祖様の話題が自然に出る時期が向いています。
もう一つ、タイミングのことで知っておいていただきたいことがあります。それは、人は加齢により認知機能が低下すると、適切な判断が下せなくなるということです。
判断能力が下がってからでは、ご本人の意思を確認すること自体が難しくなり、葬儀だけでなく財産や医療の希望も聞けなくなります。
厚生労働省が勧める「人生会議(ACP)」(ACP=アドバンス・ケア・プランニング)のように、医療や介護の希望まで含めて元気なうちに話し合っておく取り組みも広がっています。
葬儀の事前相談は、その入り口として、実は最も切り出しやすい話題のひとつです。ご本人の意向を聞いておけば、実際にお葬式を執り行う段階になって、ご家族は本当に助かります。
一方で、どうしても話せない場合は、ご家族だけで事前相談にいらしていただいて構わないのです。実際、ご本人抜きでご相談にみえるご家族も決して少なくありません。
事前相談・生前契約・互助会|似ているようで違う3つの「事前の備え」

「事前に備える」方法には段階があり、混同されがちなので整理しておきます。
| 備え方 | 内容 | お金の動き | 拘束力 |
|---|---|---|---|
| 事前相談 | 相談と見積りだけ。今回ご紹介している方法。 | 無料 | なし。他社に頼んでもよい。 |
| 生前契約(生前予約) | プラン内容を決めて予約しておく。 | 契約時の支払いは原則なし。 | 内容が確定する安心。変更・解約の条件は要確認。 |
| 互助会 | 冠婚葬祭費用を毎月積み立てる制度。 | 月々の積立 | 積立金は葬儀代金に充当。解約時は手数料が引かれるのが一般的。 |
事前の備えの肝は事前相談を初めにすることです。まず事前相談(無料・拘束なし)で全体像を掴み、必要を感じたら生前契約や会員制度に進む。この順番なら特にデメリットはなく、安心だけを積み上げられます。逆に、内容を理解しないまま積立や契約から入ると、解約条件で悩むことになりかねません。
保存版:事前に聞いておきたい・調べておきたい10項目

事前相談の前に、相談が具体的になるチェックリストを用意いたしました。すべて埋まらなくても構いませんので、分かる範囲で確認しておきましょう。
- もしもの時に最初に連絡する葬儀社の電話番号
- 希望する葬儀の形式(直葬/火葬式/家族葬/一般葬)
- おおよその予算と、費用を出す人・出どころ
- 菩提寺の有無と連絡先(分からなければ本家・親戚に確認)
- 宗派(仏壇や位牌の形が手がかりになります)
- 知らせてほしい方のリスト(年賀状・携帯電話が手がかりに)
- 遺影に使えそうな写真(お元気な頃の、笑顔のスナップで十分です)
- 互助会・葬儀保険などの加入の有無
- 本人の希望(好きだった花、音楽、着せてあげたい服など)
- 健康保険証・介護保険証の保管場所
7番の遺影は、意外に直前で慌てる項目です。集合写真の引き伸ばしでは画質が粗くなるため、なるべく大きく写った1枚を探しておくと、加工がきれいに仕上がります。スマートフォンの写真でも十分対応できます。
事前相談でできること・当日の流れ

プリエールふるさわの無料事前相談の内容は以下の通りです。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 概算見積り | ご希望の葬儀形式・人数での総額の目安を書面でお渡しします。 |
| 式場の見学 | 下妻市長塚の自社斎場(式場・安置室)をご案内いたします。 |
| 公営斎場の相談 | ヘキサホール・きぬ等を利用する場合の流れと費用をご説明いたします。 |
| 会員制度のご案内 | 互助会「ふるさわこころの友」・「プリエ倶楽部」・仮会員登録の3制度をご案内いたします。 |
当日は以下の流れで、おおむね1時間ほどで終了します。
- 現況のご状況の聞き取り(20分程度)
- 葬儀形式・プランのご説明
- 館内見学
- 概算見積りのお渡し
なお、お帰りの際に契約を迫ることはありませんのでご安心ください。見積書は持ち帰っていただき、ぜひ他社と比較していただければと思います。当社のスタンスとして、比較されて選ばれることが、私たちの誠実さの証明だと考えているからです。
相談を終えたご家族がよく口にされるのは「もっと早く来ればよかった」という言葉です。準備をしておけば、その手間は安心に変わります。
「まだ早いかな」と思うくらいが始めるのにちょうどいいタイミングです。というのも、「いよいよ危ない」という状況になってくると、葬儀の相談には後ろめたさが伴います。お電話・ご来館のほか、LINEでも気軽にご質問いただけますので、なんなりとご相談ください。
親の葬儀の事前相談についてのよくある質問

親の葬儀の事前相談について、ご相談の際によくいただくご質問をまとめました。
事前相談をすると、その葬儀社に頼まないといけませんか?
いいえ。事前相談は契約ではありませんので、複数の葬儀社に相談して比べていただいて構いません。むしろ見積書を並べて比較されることをおすすめします。比較の際は総額だけでなく「含まれる項目」を揃えて見るのがポイントです。
本人が元気なうちに相談するのは不謹慎ではありませんか?
近年は「自分らしいお葬式を自分で決めたい」とご本人が相談にいらっしゃるケースが増加中です。元気なうちに相談するからこそ、自分の意思を反映させたお葬式になります。
事前相談に費用はかかりますか?
プリエールふるさわの事前相談は無料です。お見積りの作成にも費用はかかりませんのでご安心ください。
何を持っていけばいいですか?
手ぶらで構いません。もし可能であれば、前述の「保存版:事前に聞いておきたい・調べておきたい10項目」について考えてきていただけると、スムーズに話が進みます。
相談した内容は本人や親族に知られますか?
ご相談内容は守秘いたします。ご本人に伏せてのご相談も、ご親族に先んじてのご相談も問題ありません。
まとめ|事前相談は「入院・介護が始まった時」が適切な時期
親の葬儀について事前に考えることは、決して「縁起でもない」ことではありません。むしろ、いざという時のパニックや後悔を防ぎ、納得のいくお葬式を執り行うための前向きな準備です。
事前相談で確認しておくべきポイントは、以下の4つに集約されます。
- もしもの時の連絡先: 深夜でも即座に対応してくれる葬儀社を1社決めておく
- 形式と予算の目安: 葬儀の規模感と、口座凍結を見据えた費用の出どころの確認
- お呼びする範囲: 交友関係の把握と、お呼びしない方への事後報告の配慮
- 宗教・菩提寺のこと: トラブルを未然に防ぐための宗派や菩提寺の確認
心身ともに余裕のある「介護・入院が始まったタイミング」こそが、最適な相談時期です。ご本人に切り出す際は「私が困らないように教えてほしい」と主語を自分に置き換えることで、心理的なハードルを大きく下げることができます。
お葬式は、ご家族が故人様へのこれまでの感謝をあらためて伝える、かけがえのない時間です。最後のお別れの時に、費用や進め方の不安に追われていては、心からの感謝を伝えることはできません。
大切なご家族のお葬式を納得して執り行うために、まずは無料の事前相談から「安心」の準備を始めてみてはいかがでしょうか。
どんなことでもお気軽に
ご相談ください!!