お葬式の基礎知識コラム

　葬儀の日程を決める際に葬儀社もご住職も友引は避けて火葬の日程を決めます。下妻、八千代はこの土地を故郷として長年住んでいる方も多く、亡くなった際には、ご近所の方にお知らせをして皆さんに助けて頂く、いわゆる組合として協力をして下さる地域も多く残っています。その方々も代々引き継がれているかのように、やはり友引は葬儀をしないのが、当たり前との考えがあります。

友引（ともびきまたはゆういん）は六曜（大安・友引・赤口・先勝・先負・仏滅）の暦の上で注意をする一つです。それぞれ違いがあり、諸説もありますが、友引は元々共引（ともに引き分ける）からいつしか友人と共に分け合う、友人を誘うというような意味になり、葬儀に関しては亡くなった方が親しい方を淋しくて一緒に連れて行くという解釈が広まり、葬儀の日は友引が避けられるようになったようです。

火葬場も友引は休みで火葬を受け付けないというところもあります。近年になり、都内では火葬が間に合わなくなり、友引の日でも火葬を受け付けてくれる火葬場も少しづつですが増えて参りました。

友引と言っても一日中意味を要するのではなく、朝夕は吉、11時から13時は凶となりますので、気になるかたは、この時間帯を避ける形でも良いかと思います。夕方から始まるお通夜などは問題がない事となりますので。

日本で布教しています宗教の殆どには本来意味のない友引となりますので、一番大切なのは送る側の方にとりまして、この日に送ってあげたいと思う時で良いのではないでしょうか。