近年お葬式のかたちとして人気になのが家族葬です。多くの方がこの家族葬という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、実際に家族葬と一般葬の違いを理解している方はそんなに多くないかもしれません。家族葬のメリットやデメリット、一般葬との違いなどについて詳しくまとめてみました。
一般的なお葬式の流れ
まずは、お葬式全体の流れを把握しておきましょう。ご家族が亡くなった場合、まずは病院に連絡します。人が亡くなったかどうかを最終判断するのは医師であり、死亡の確認、および死因の特定をお願いすることになります。そして医師により死亡が確認されるとお葬式の段取りということになります。
葬儀会社の選択と日取りの決定
親族が亡くなったら、まずは葬儀会社を決定します。一般的には居住地の近く、もしくは入院している病院の近くなどの葬儀会社を、病院から紹介してもらうかたちになります。生前から葬儀の希望があり、特定の葬儀会社を選んでいる場合などは、その葬儀会社に連絡しましょう。
葬儀会社が決定しますと、葬儀会社が火葬場の手配を行ってくれます。火葬場の日程に合わせて、通夜と葬儀のタイミングが決まります。多くの場合は近郊の火葬場で、すみやかに火葬が行われますが、真夏日が続く8月などの場合、亡くなるかたも増加傾向になり、数日待たされることもあります。
葬儀プランの決定
火葬場の予定が確定したら、続いて葬儀プランについて葬儀会社と打ち合わせです。一般葬か家族葬かなどはこのタイミングで決めてください。葬儀プランに合わせて葬儀会場を決めたり、宗教者を手配したり、葬儀に必要な人員を手配したりといった大きな部分から、棺桶のタイプや花の種類や量などの細かい部分まで、葬儀会社と話し合います。
通夜から葬儀・火葬まで
プランが決定したら葬儀をとり行います。前日夕方から通夜がとり行われ、翌日に葬儀、そして火葬まで行われます。火葬が完了した後、「精進落とし」といわれる会食を行い、お葬式はひと通り終了です。
一般葬と家族葬の違いは?
では、葬儀プランのなかで、家族葬と一般葬の違いを知っておきましょう。どちらがより良いということはなく、あくまでも各家庭の事情などを考慮して決めるといいでしょう。
一般葬は参列者が多い
一般葬と家族葬の最大の違いは、参列者の数です。家族葬とは家族や親しい親族のみが参列しますので、あまり多くの人数にはなりません。一方、一般葬は、友人や知人、会社の上司や部下、お子さんの友人などまで幅広い参列者が予想されます。
当然ですが、一般葬の場合、多くの参列者に対応できるように、それなりのサイズの会場が必要です。公共の斎場や民間の斎場、または菩提寺などで行われるのが一般的でしょう。家族葬の場合、参列者の数があらかじめわかっておりますので、その人数に合わせた会場を用意してください。
最大の違いは予算面
参列する人数が違うということは、必要となる予算が大きく違ってきます。参列者の多い一般葬の方が予算規模は大きくなり、家族葬の場合は予算を抑えることが可能です。また一般葬の場合、告別式後の会食代や会葬返礼品の予算、さらに司会進行者や会場の警備を行うスタッフなどの人件費が必要となります。
家族葬の場合は、司会進行者や警備員が不要であったり、参列者の関係性によっては会葬返礼品も不要となったりします。
家族葬のメリットは?
家族葬のメリットは、一般葬のデメリットともいえます。そんなポイントを挙げてみましょう。家族葬のメリットは、親しい親族だけでゆっくりと故人を送ることができることです。一般葬の場合、遺族は多くの参列者に挨拶し、お礼をしなければいけません。故人を送るということよりも、葬儀という儀式を滞りなくとり行うことが中心となってしまいます。
遺族が大きな負担を感じることなくゆっくりと故人を送ることができる、そして予算を抑えることができるのが家族葬のメリットといっていいでしょう。
家族葬のデメリットは?
家族葬のデメリットとなりますと、お葬式の後の問題が考えられます。故人と親しかった友人や知人は葬儀に参列できないため、後日改めてご焼香に訪れる方が多くなります。こういった友人や知人への対応をその都度しないといけません。
また、葬儀に声がかからなかった方からは、「なんで最後のお別れをさせてくれなかったのか?」などといった声も届くでしょう。そういった声にも対応する必要があります。こういった葬儀の後に起こりうる対応の煩雑さが家族葬のデメリットとなっているのです。
まとめ
近年葬儀のスタイルは多様化しています。そんななか増えているのが家族葬や小規模のお葬式の要望です。さまざまなスタイルの葬儀に対応しているのが、私たち「プリエールふるさわ」です。家族葬といっても、本当に家族のみで、告別式も行わないという方法もありますし、親しい親族を呼んで30~40人規模の家族葬もあります。「プリエールふるさわ」では葬儀の規模に合わせた自社斎場があり、必要であれば公営斎場を使用することも可能です。
葬儀は故人と最後のお別れする場面です。それぞれのご家庭の事情に合わせて、最善のお別れをしていただきたいと考えています。生前からのご相談も承っていますので、まずはお気軽にご相談いただき、プランをご確認ください。
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